当学会に認定された教育プログラム
認定教育プログラムとは(2023年6月更新)
当学会では、以下のいずれかの認定教育プログラムの課程を修了した方が、学会による審査を受けて、臨床/専門のスピリチュアルケア師の資格を新規取得・更新する制度になっています。
2023年6月現在、学会の教育プログラムとして認定された計9団体が、さまざまな地域で、それぞれ特徴ある活動を展開しながら、当学会で要件が定められた教育内容(後述)を提供しています。
「臨床」「専門」の両資格への新規審査および更新審査への出願も、認定教育プログラムを通して行なわれます。「スピリチュアルケア師」資格に関心を持たれた方は、いずれかの認定教育プログラムへの参加をご検討され、直接、当該の認定教育プログラムにお問い合わせください。
各「認定教育プログラム」の詳細については、以下の団体名をクリックし、PDFファイルをダウンロードしてください。
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ウェブサイト
特定非営利活動法人 日本スピリチュアルケアワーカー協会(代表者:山添 正)
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ウェブサイト
臨床パストラル教育研究会 (代表者:大山 悟)
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ウェブサイト
臨床スピリチュアルケア協会(代表者:谷山 洋三)
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ウェブサイト
一般社団法人 高知がん患者支援推進協議会 (代表者:松浦 喜美夫)
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ウェブサイト
上智大学臨床スピリチュアルケア教育プログラム (代表者:山岡 三治)
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ウェブサイト
高野山大学密教実践センター(代表者:森崎 雅好)
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ウェブサイト
龍谷大学大学院実践真宗学研究科(代表者:鍋島 直樹)
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ウェブサイト
東北大学大学院文学研究科 臨床宗教師・スピリチュアルケア師教育プログラム(代表者:高橋 原)
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ウェブサイト
NPO法人スピリチュアルケア研究会ちば(代表者:佐藤 俊一)
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付表1.教育領域
基礎領域 | 「臨床」資格 | 「専門」資格 | |
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1.思想・宗教・伝統・文化 | 日本を中心としつつ、広く人類の思想・宗教・伝統・文化に関する基礎的な知識を持つと同時に、その中におけるケア提供者自身を基盤づけているスピリチュアリティの位置づけと特徴についての深い理解に繋がる教育。特に、ケアの基礎となる、共同体と個人との関係について、その変遷や潜在的可能性への洞察力を養う教育。 | 36時間 | |
2.心理・力動・援助 | 個人の成長に関わる個人因子と環境因子への理解、対人関係における社会学的心理学的メカニズムの理解、援助関係における「権力」構造の理解のための教育。社会構築、言語と解釈、非指示的療法、傾聴、パターナリズム、自立・自律、投影、転移・逆転移等の基本概念の教育。 | 36時間 | |
3.臨床専門職倫理 | ※※ | ※※※ |
専門領域A | 「臨床」資格 | 「専門」資格 | |
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1.スピリチュアリティ論 | 思想・宗教・伝統・文化の歴史性・多様性に基づく、スピリチュアリティの体系的教育 | 24時間 | |
2.スピリチュアルケア論 | 援助者・対象者間のスピリチュアリティの力動に基づく、スピリチュアルケアの体系的教育 | 24時間 |
専門領域B | 「臨床」資格 | 「専門」資格 | |
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1.グループワーク | 心理およびスピリチュアリティの次元でおこる、自己および他者の内的力動と対人的力動を体験的に理解し、効果的にケアを提供できる能力を養う教育 | 60時間 | 120時間※ |
2.臨床スーパービジョン | スピリチュアルニーズを理解しケアする臨床力を、個人スーパービジョンならびにグループスーパービジョンをとおして育成する教育 | ||
3.臨床実習 | スピリチュアルケアが求められる医療・福祉・教育・産業その他の、臨床現場におけるチームケアに参加する。 | 120時間 | 240時間※ |
※「専門」資格の取得には、「臨床」資格を有していることが条件となっています。「専門」資格取得に必要な「専門領域B」の時間は、「臨床」資格取得時のグループワーク及び臨床スーパービジョンの60時間分と臨床実習の120時間分を含みます。
※※スピリチュアルケア師倫理綱領を踏まえた臨床倫理の教育。
※※※臨床資格審査に臨んでのスピリチュアルケア師倫理講習、継続研修としての現任者研修および倫理研修にて行う。